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Kの憂鬱 ~ おがわの日々スットコどっこい ~ ogawablog.exblog.jp

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小川建築設計事務所 代表の気ままなブログです。素朴な疑問・気づき・お仕事のことなどをゆったりつづります。


by ogawa-ace

続・間取りのこと


ご覧になっていないかたは前回ブログからどうぞ → 前回ブログ


本当に自由な間取りで快適に生きうる住宅は断熱性能に比例する。

最近、本当にそう思います。
特に大きなサッシを使ってデザインに特化してモダンをうたいながら、反面コストを抑えなければならない住宅に限って、ちゃんとした断熱設計や空調・換気設計がなされていないケースが多く、冬場ムラのある室内温度や結露により著しく快適性が損なわれ、ストレスを抱えながら生活しているとお聞きする事もあります。

おしゃれは我慢?いやいや。。。
確かに開放感やデザイン性も毎日に潤いを与えてくれる意味で大切だけど、住宅は生きていくためのものですから、きちんと健全に快適に毎日を暮らせる住宅になるよう設計した上でデザインしなければなりません。つまり開放性やデザイン性を求めるのなら、それに比例した最低限の室内環境を付保した設計としないと、永く健康に快適に住まう家には、なりえません。


続・間取りのこと_d0148297_18140562.jpg


上のマトリクスをごらんください。
基本的には右上から左下への軸が存在し、きちんとコストをかけられるならば大空間かつ自由な間取りと快適な室内環境を両立させることができ、ローコストなほど保守的な間取りで断熱性をカバーしなければ、ただ夏は暑く冬は寒い住宅が出来上がるでしょう。
事実、有名住宅雑誌などに載るデザインされた住宅は、快適に生きるための室内環境を確保するために写真では見えにくい断熱や空調設備などもしっかり反映されており、そのために坪100万をゆうに超える金額になっていますし、ランニングコストもそれなりに大きいはずです。
表面だけそれらをマネして作っても、結果お客様の人生にご迷惑をかける事になるならばプロとしては止めるべきと考えており、そのあたりのバランスをきちんと考えながらの家づくりをおすすめしたいですし、当事務所はそこからしっかりと腹を割って話し合いながら作っていきます。

家づくりは夢でもあり、現実でもあるのですから。



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当事務所では土地購入から全体予算作成など
建築における全体アドバイスを行っています
どうぞお気軽にお問合わせください
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建築・デザイン
小川建築設計事務所

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by ogawa_aeo | 2017-06-24 14:25 | 設計事務所な日々 | Trackback | Comments(0)